各支援計画詳細
支援計画
明日香村の現状と課題
① 現状
明日香村は古代には飛鳥・藤原の都が日本国誕生の中心として栄えた場所であり、現在に、蘇我馬子の墓といわれる石舞台古墳、彩色壁画の高松塚古墳、日本最古の寺院である飛鳥寺等、多くの歴史遺産や文化遺産が村内に点在します。
- 明日香村は、「明日香まるごと博物館づくり」と称したまちづくりの中で、観光振興を軸とした商業活性化、地域活性化を施策としています。
- 明日香村の現在の観光目的を中心とした来訪者は推定で年間約80万人です。昭和61年度は 約140万人であったことに対し、約60万人の減少です。
- 来訪者の87.5%は日帰りで、支出額を問うアンケート項目回答(平成24年明日香村実施)では、土産代の支出・入場料の支出が500円未満と回答している割合は60%以上となっています。飲食代でも500円未満が35%を占めています。また、村民の日常品消費等も含め、総じて村内での支出額は極めて少ないです。
② 課題
- 一定の来訪者があるにもかかわらず、土産物屋、レストラン、宿泊施設といった施設が少なく、微増ではあるものの、観光産業事業者を増やしていくことが課題です。
- 来訪者が減少する中、来訪者の消費単価が低く、消費単価を上げる取り組みが必要です。
- 歴史を中心とした「飛鳥」の地域ブランド認知度が近年では落ちてきています。観光振興や経済活性化に対して効果的な地域ブランドの再構築が課題です。