平成29年11月 動向調査結果

2017/12/20

伴走型小規模事業者支援推進事業
地域経済動向調査結果報告
平成29年11月度





奈良県明日香村商工会



 

奈良県内消費の動向
 

【小売販売】百貨店・スーパー販売・新車販売台数

(対前年同月比%・出展:奈良県)

奈良県における平成29年9月百貨店・スーパー全店販売額の対前年同月比は、全店ベースで2ヶ月連続のプラス、 既存店ベースで2ヶ月連続のプラス







・新車販売台数の推移(対前年同月比 %・出展:日本自動車販売協会連合会)

 
奈良県の新車販売台数の対前年同月比は、平成2910月において、12か月間連続プラスとなった。







 

【物価指数】消費者物価指数(CPI)の推移

平成27 = 100とした前年同月比 出展:統計局・奈良県)

奈良県の消費者物価指数は、平成29年9月において対前年同月比+0.8%となった。平成29年7月~9月間の3か月間の平均は全国+0.6%奈良県+0.57%、前年同期の平均は全国-0.5%、奈良県-0.67%であった。









 

奈良県内生産の動向
 

【観光】観光客の推移(実数 出展:観光庁)
 

平成28年1月~12月の奈良県観光客数は約4,407万人で、前年比261万人、6.3%増加であった。
例年1月と4月が多く、一方観光客の来訪者数の少ない時期は7月。











・延べ宿泊者数とインバウンド延べ宿泊数の月別推移

奈良県の平成299月における延べ宿泊者数は前年同月比-6.4%、7月~9月期前年度比は-14.5%であった。





 
奈良県における平成299月のインバウンド延べ宿泊者数は、同年前月比-35.53%、前年同月比+4.43%であった。







 

【生産】鉱工業生産指数出典:経済産業省

鉱工業生産指数は、平成298月に4か月ぶりに上昇した。






 

奈良県内新設住宅着工戸数の動向
 

【民間投資】奈良県新設住宅着工戸数の推移(実数 出典:国土交通省)
 

平成2910月の新設住宅着工戸数は583戸となった、同年前月は524戸であった。




平成27年1月から平成298月の期間では平成2711月の747戸が最多である。平成27年の年間着工戸数6,517戸、28年は6,734戸。291月~10月の期間における着工数は5,413戸で、前年全体通年の80.4%を占めている。




 

・建築確認交付件数の推移 (出典:国土交通省 1号~3号・4号申請合計)

奈良県においての建築確認交付件数、平成299月で3か月連続プラスとなった。




平成
27~29年の間において、7~9月期における交付件数は、平成28年が最多で全国で151,175件、奈良県1,414件となっている。

平成28年、297~9月期のトータル件数の推移、平成28年で前年比、全国+9,040件、奈良県+59件。平成29年では、前年比、全国-6,225件、奈良県-67件となった。







【公的投資】公共投資の推移

・建設工事受注動態統計調査(前年同月比 出展:奈良県・西日本建設業保証株式会社 国土交通省)

奈良県における公共工事の前年同月比は平成29年9月で-37.9%となった。





 


・奈良県公共事業等事業施行契約済額の推移

平成2910月の契約済額は4,009百万円となった。同年前月比は-2,501百万円。






 

奈良県内金融の動向
 

【貸出残高】銀行貸出残高、信用金庫貸出残高

金融機関(国内銀行)貸出残高の推移(実数 出典:日本銀行)
 

平成2910月の奈良県貸出残高は対前年同月比で、+2.0%となった。





・金融機関(信用金庫)貸出残高の推移 
 

283月末奈良県貸出残高数は、前年同期比で+6%、全国で+2.3%となった。

(実数 出典:奈良信用金庫・奈良中央信用金庫・大和信用金庫)




 

奈良県内雇用の動向
 

【求 人】有効求人倍率、新規求人倍率
 

・有効求人倍率の推移(出典:厚生労働省 奈良労働局)

奈良県の10月の有効求人倍率は就業地別で前月より+0.04ポイント、受理地別においては+0.01ポイントあった。







・新規求人倍率の推移(出典:厚生労働省 奈良労働局)

奈良県の平成2910月の新規求人倍率は、就業地別で同年前月比変動なし、受理地別では-0.14ポイントであった。
 








 

【賃金】現金給与総額
 

・現金給与総額の推移(実数 出典:厚生労働省、奈良県)

 
現金給与総額は奈良県において、平成298月では240,508円、同年前月比-104,448円、前年同月対比では+6,462円であった。









 

 奈良県内景気の動向
 

【倒産】企業倒産件数の推移

実数 負債総額1千万円以上出典:東京商工リサーチ 全国企業倒産状況)

奈良県における平成2911月の倒産件数は7件となった。全国677件、近畿では177件であった








 

【景気全般】景気動向指数
 

・景気動向指数の推移平成22年 = 100 出典:内閣府

 
景気動向指数(一致指数)は、平成29年8月において奈良県は138.4、前月比+2.5ポイントで2カ月ぶりの上昇。 全国では117.6、前月比+1.9ポイントで2カ月ぶりの上昇となった。
 





 

地域管内の動向

地域管内会員を対象とした個別面談における動向調査結果

・各個社の景気動向の傾向


平成2911月、やや上向き50%、現状維持が50%であった。
同年前月比では、現状維持が+28.6ポイント、やや上向きが-28.6ポイント、上向き、やや下向き、下向きと回答した個社は、前月に続きなかった。


 


・地域管内個社の売上状況の傾向

 

平成2911月、やや上向きは50%、現状維持43.8%が、やや下向きは6.3%であった。



同年前月比では現状維持+29.5ポイント、やや下向きは-0.8ポイント、やや上向きは28.6ポイント、上向きと回答した個社は前月に続きなかった。

 


・地域管内個社の仕入状況の傾向

 

 
平成2911月、全体の68.8%が現状維持と回答し、やや上昇は25.0%、上昇は6.3%であった。



同年前月比では、現状維持が+33.1イント、やや上昇が-17.9ポイント、上昇が-15.1ポイントであった。


 

・地域管内個社の資金繰り状況の傾向

平成2911月、全体の81.3%が現状維持と回答し、やや苦しい12.5%、楽と答えた個社は6.3%と続いた。




同年前月比では、現状維持が+10ポイント、やや苦しいが+5ポイント、楽は-1ポイント、楽の回答はなく前月からは-14ポイントであった。


 

・地域管内個社の雇用状況の傾向

全体の93.8%が現状維持と回答し、やや増加が6.3%となった。



同年前月比では、現状維持が+15.2ポイント、やや増加は-8ポイント。やや減少、減少は前月に引き続き無かった。


 

・地域管内個社の経営上の問題の傾向
 

経営上の問題として上げられているものとして、人手不足が最多の66.7%、同業者間の競争激化が22.2%、売上の停滞・減少が11.1%と続いた。




同年前月比では、人手不足は+21.2ポイント、売上の停滞・減少+11.1ポイントであった。



 

・地域管内個社の経営重点施策の傾向

雇用経営上の問題の傾向として、販路拡大30.8%、新商品の投入23.1%、経費節減15.4%、人材確保15.4%につづき、情報力強化と教育充実は同率で7.7%であった。




同年前月比では、販路拡大は-14.7ポイント、経費節減は+6.3ポイント、新製品の投入+14ポイント、人材確保-11.9ポイント、教育の充実-1.4ポイント、情報力強化+7.7ポイントであった。