平成29年12月 動向調査結果

2018/01/20


伴走型小規模事業者支援推進事業

地域経済動向調査結果報告
平成29年12月度



奈良県明日香村商工会



 

奈良県内消費の動向
 

【小売販売】百貨店・スーパー販売・新車販売台数

・百貨店・スーパー販売状況額の推移(対前年同月比%・出展:奈良県) 
 

奈良県における平成29年10月百貨店・スーパー全店販売額の対前年同月比は、全店ベースで3ヶ月ぶりのマイナス、 既存店ベースでも3ヶ月ぶりのマイナスとなった





・新車販売台数の推移 (対前年同月比 %・出展:日本自動車販売協会連合会)
 

奈良県の新車販売台数の対前年同月比は、平成2911月において、13ヶ月ぶりにマイナスとなった。






 

【物価指数】消費者物価指数(CPI)の推移

平成27 = 100とした前年同月比 出展:統計局・奈良県)

奈良県の消費者物価指数は、平成29年10月において対前年同月比+0.7%となった。平成29年8月~10月間の3か月間の平均は全国2.2%奈良県2%、前年同期の平均は全国-1.4%、奈良県-2.1%であった。





 

奈良県内生産の動向
 

【観光】観光客の推移(実数 出展:観光庁)
 

平成281月~12月の奈良県観光客数は約4,407万人で、前年(平成27年)比261万人、6.3%増加であった。例年1月と4月が多く、一方観光客の来訪者数の少ない時期は7月。


















 
・延べ宿泊者数とインバウンド延べ宿泊数の月別推移
 
奈良県の平成2910月における延べ宿泊者数は前年同月比-18%であった。






 
奈良県における平成2910月のインバウンド延べ宿泊者数は、同年前月比+0.89%、前年同月比+23.96%であった。



 


















 
 

 

【生産】鉱工業生産指数

 (出典:経済産業省

鉱工業生産指数は、平成299月に2カ月連続で上昇した。
 



 

奈良県内新設住宅着工戸数の動向
 

【民間投資】奈良県新設住宅着工戸数の推移

(実数 出典:国土交通省)

平成2911月の新設住宅着工戸数は616戸となった、同年前月は598戸であった。

 


平成
27年1月から平成298月の期間では平成2711月の747戸が最多である。平成27年の年間着工戸数6,517戸、28年は6,734戸。291月~11月の期間における着工数は6,029戸で、前年全体通年の89.5%を占めている。



 


・建築確認交付件数の推移(出典:国土交通省 1号~3号・4号申請合計・奈良県)

奈良県においての建築確認交付件数、平成299月で3か月連続プラスとなった。
 


平成
27~29年の間において、7~9月期における交付件数は、平成28年が最多で全国で151,175件、奈良県1,414件となっている。

平成28年、297~9月期のトータル件数の推移、平成28年で前年比、全国+9,040件、奈良県+59件。平成29年では、前年比、全国-6,225件、奈良県-67件となった。



 

【公的投資】公共投資の推移
 

・建設工事受注動態統計調査(前年同月比 出展:奈良県・西日本建設業保証株式会社 国土交通省)
 

奈良県における公共工事の前年同月比は平成29年9月で+27.1%となった。





 
















 

・奈良県公共事業等事業施行契約済額の推移

平成2910月の契約済額は4,009百万円となった。同年前月比は+779百万円(+24.1)



















 

奈良県内金融の動向

 

【貸出残高】銀行貸出残高、信用金庫貸出残高
 

金融機関(国内銀行)貸出残高の推移(実数 出典:日本銀行)

平成2911月の奈良県貸出残高は対前年同月比で、+1.5%となった



・金融機関(信用金庫)貸出残高の推移
(実数 出典:奈良信用金庫・奈良中央信用金庫・大和信用金庫)
 
283月末奈良県貸出残高数は、前年同期比で+6%、全国で+2.3%となった。


















 

奈良県内雇用の動向


【求 人】有効求人倍率、新規求人倍率


・有効求人倍率の推移(出典:厚生労働省 奈良労働局)

奈良県の11月の有効求人倍率は就業地別で前月より+0.01ポイント、受理地別においては前月と変わりはなかった。







・新規求人倍率の推移(出典:厚生労働省 奈良労働局)

奈良県の平成2911月の新規求人倍率は、就業地別で同年前月比+0.07ポイント、受理地別では+0.13ポイントであった。
 



 


 

【賃金】現金給与総額
 

・現金給与総額の推移(実数 出典:厚生労働省、奈良県)

現金給与総額は奈良県において、平成299月では238,564円、同年前月比-1,944円、前年同月対比では+1
1,167
円であった。





 

 奈良県内景気の動向
 

【倒産】企業倒産件数の推移

実数 負債総額1千万円以上出典:東京商工リサーチ 全国企業倒産状況)

奈良県における平成2911月の倒産件数は7となった。全国677件、近畿では177件であった
 



 

【景気全般】景気動向指数
 

・景気動向指数の推移 平成22年 = 100 出典:内閣府 奈良県)

景気動向指数(一致指数)は、平成29年9月において奈良県は143.8、前月比+5.4ポイントで2カ月連続の上昇。 全国では116.2、前月比-1.4ポイントで2カ月ぶりの下降となった。




 

地域管内の動向

地域管内会員を対象とした個別面談における動向調査結果

・各個社の景気動向の傾向

やや上向き50%、現状維持が50%であった。
 

現状維持、やや上向きの割合は同年前月と変わらず、上向き、やや下向き、下向きと回答した個社はなかった。



 

・地域管内個社の売上状況の傾向
 

やや上向きは50%、現状維持50.0%であった。
 

同年前月比では現状維持+6.2ポイント、やや上向きは先月と変わらず、やや下向きは-6.3
ポイント、上向きと回答した個社は引き続きなかった。




 

・地域管内個社の仕入状況の傾向

全体の80.0%が現状維持と回答し、やや上昇は20.0%であった。



同年前月比では、現状維持が+11.2イント、やや上昇が-5.0ポイント、上昇が-6.3ポイントであった。




 

・地域管内個社の資金繰り状況の傾向
 

全体の70.0%が現状維持と回答し、やや苦しい20.0%、楽と答えた個社は10.0%と続いた。
 

同年前月比では、現状維持が-
11ポイント、やや苦しいが+7ポイント、やや楽は+4ポイント、楽の回答は前回に引き続きなかった。




 

・地域管内個社の雇用状況の傾向
 

全体の80.0%が現状維持と回答し、やや減少が20.0%となった。


同年前月比では、現状維持が-13.8ポイント、やや減少+20.0ポイント、やや増加は-6.3ポイント、減少は前月に引き続き回答した個社は無かった。




 

・地域管内個社の経営上の問題の傾向
 

人手不足が最多の42.9%、同業者間の競争激化が28.6%、売上の停滞・減少と原材料高が14.3%と続いた。



同年前月比では、売上の停滞・減少+3.2ポイント、同業者間の競争激化が+6.4ポイント、原材料高は+14.3ポイント、人手不足は-23.8ポイント、利幅の減少、販売納入先からの値下げ要請は先月に続きなかった。




 

・地域管内個社の経営重点施策の傾向

雇用経営上の問題の傾向として、販路拡大50.0%、人材確保20.0%、新商品の投入と情報力強化、教育充実が10.0%、今回、経費節減の回答はなかった。




同年前月比では、販路拡大は+19.2ポイント、人材確保+4.6ポイント、新製品の投入-13.1ポイント、情報力強化、教育の充実は同じく+2.3ポイント、経費節減は-15.4ポイントであった。