事業計画策定後の実施支援

  1. 目標

    策定した事業計画の進捗管理・改善点の検討・事業計画の修正・継続した経営発達要素の追及を伴走型で支援、個社が市場の変化・計画と実行の相違に対しタイムリーかつ効果的に対応できる事業を実施します。


     
  2. 手段・指導内容・頻度
 

 

手段

実施事業①

フォローアップ巡回とその頻度

事業計画策定後、経営指導員が中心となり巡回訪問及びヒアリングを実施する。巡回は四半期に一度を基本とし、必要に応じて追加訪問を実施する。

指導内容

指導項目

計画の進捗:

アクションプランの実行進捗、売上・純利益等の実績、資金繰り等の経営安全性確認等について現状を確認。計画との相違を定量・定性の面から確認する。計画と相違がある場合には、人・物・金・情報の観点からどの部分に計画実行を妨げる課題があるか、または計画の修正が必要かを検討する。

経営課題:

計画実行に際し、新たな経営課題がある場合、経営(財務)分析・マーケティング分析を再実施、課題の明確化を行う。

課題箇所確認項目

経営・財務

売上、経常利益、資金繰り状況(キャッシュフロー含む)、仕入状況、設備投資の状況等

マーケティング・組織

顧客、商品・サービスのVRIO分析、バリューチェーン、取引価格、販路、製造プロセス、商品トレンド、競合他社分析、計画実行の組織体制、R&D等

計画の再検討:

課題点を抽出した後、その課題に対しての解決策を検討、専門家との同行訪問、外部機関との同行等、支援対象事業所の実情に適したタイムリーな支援を実施する。

ビジネスモデルを改善し、修正したアクションプランを事業計画へ反映させ、PDCAサイクルをまわす指導を行う。

その他:

事業実施に伴い、資金繰り等の相談が生じる場合、明日香村中小企業資金融資制度等の低利融資の活用、観光関連事業者については、地方銀行である南都銀行が中心となって創設された、地域活性化観光ファンドの活用等を検討。また、当会では平成26年度にクラウドファンディングによる資金調達支援も実施しており、状況に応じて機動的に活用していく。
 

 

実施事業②

手段

経営発達セミナー

指導内容

専門家および学術機関と連携し、セミナーを年2回~4回実施。事業計画を実行する上で必要な補完的スキルの向上指導を行う。

テーマは、財務戦略、人材育成(事業継承)、情報戦略、ビジネススキルを組み合わせ、計画策定者のニーズに応じて実施する。

 

実施事業③

手段

マーケティング力強化セミナー

指導内容

専門家および学術機関と連携し、マーケティングセミナーを年2回~4回実施。市場の変化に合わせ実行するため、マーケットインのビジネスモデルを修正するPDCAの場としてセミナーを実施。最新マーケティングツール(インターネットサービス・手法等)を個社に取り入れる場として活用する。